「何年過ぎても癒えない」社長、追悼式後に悲しみ語る 京アニ事件4年

36人が犠牲となった令和元年の京都アニメーション放火殺人事件は18日、発生から4年となり、現場となった第1スタジオ跡地(京都市伏見区)で京アニが追悼式を開いた。八田英明社長は式終了後、記者団の取材に「何年過ぎても優秀な仲間を一瞬にして失った悲しみが癒えることはない」と語った。
京アニによると、式には遺族や八田社長ら関係者約150人が参列した。設営されたテント内で「追悼」の文字の周りを36本のヒマワリが囲んだ祭壇を前に、全員が1分間黙(もくとう)。その後、参列者が祭壇の前へ献花し、36人に祈りをささげた。また発生時刻の午前10時半に合わせ、ユーチューブの同社公式チャンネルで追悼映像を公開。「あなたたちの情熱は社員に引き継がれる」との遺族メッセージなどが流された。
事件を巡っては、遺族有志や同社などでつくる会が、発生5年となる来年7月18日までに「事件を伝える碑」を京アニ本社がある京都府宇治市に設置することを目指している。八田社長は碑について、「全てのファンの方がお参りでき、彼らを忘れないという碑を作れたらありがたい」と話した。
事件は元年7月18日に起きた。スタジオ内にいた社員36人が死亡、32人が重軽傷を負った。殺人罪などで起訴された青葉真司被告(45)の裁判員裁判は9月5日から京都地裁で始まる。判決言い渡しの期日は来年1月25日。