京都アニメーションの放火殺人事件から7月18日で4年です。現場となったスタジオ跡地では午前10時半過ぎから追悼式が始まりました。 追悼式は遺族や京都アニメーションの関係者らが参列して行われています。 4年前、京都アニメーション「第1スタジオ」がガソリンで放火され、社員36人が死亡32人が重軽傷を負いました。 殺人などの罪で起訴された青葉真司被告(45)の裁判員裁判は、25回開かれる予定で、初公判は今年9月5日、結審は今年12月13日、判決は来年1月25日に予定されています。 また、事件発生から4年を前に、5月に京都地裁で、裁判所と検察、弁護側の三者間で事前に争点などを整理する公判前整理手続きが始まっています。青葉被告の刑事責任能力の有無や程度が最大の争点となるとみられます。 ▼式典に合わせ「追悼映像」を配信 遺族らメッセージ 式典に合わせて京都アニメーションが追悼に関する動画を配信しました。動画では遺族やスタッフらのメッセージが紹介されました。 【動画内で紹介されたメッセージの内容】 《遺族より》 「古人曰く、虎は死して皮を留め、人は死して名を遺す、といいます。クイーンのフレディ・マーキュリーは亡くなってもなお、世界中に感動を与えています。あなたたちの仕事は、アニメーション作品として、エンドロールの名前と共に後世に遺り、遥か先の世代の人々へも感動を与え、心を癒し、勇気を与えることでしょう。今や、アニメーションは歌舞伎や浮世絵のように、芸術作品として高く評価されるようになってきています。こういう素晴らしい仕事を成し遂げたあなたたちは、まさに名を遺しました。あなたたちの芸術や情熱は、京アニ社員に引き継がれ、今後も素晴らしい作品を作り続けていくことでしょう。しがないサラリーマンであるあなたの父は、後世に名を残すような仕事はできませんが、あなたのような娘がいたことが自慢です。」 《関係者より》 「謹んで哀悼の誠をささげます。あれから4年が過ぎても悲しみは癒えることはありません。皆さんの素敵なアニメーションは世界中で観られています。美しい映像と個性豊かなキャラクターが織りなす物語は、色褪せることなく私たちを楽しませてくれます。互いに響き合い高めあっていた努力の結晶がここにあります。私たちはその素晴らしさを伝え多くの人に届けていきます。皆さんの想いは私たちの心と共にあります。温かさ溢れる家族のような存在です。どうか私たちを見守っていてください。これから創られる作品も世界中のより多くの人たちを魅了し、その感動の輪はさらに広がっていくことでしょう。そして志を繋ぎ創られた心温まる物語と共にいつまでも愛され続けますように、永遠に…」 《スタッフより》 「4年の歳月を経ましたが、日々皆さんのことを思い出します。仕事の中でも、皆さんが話していたこと、皆さんの仕事への向き合い方。プロとして従事していたその姿は、私の今を支えてくれています。とても力強く、前向きに日常の中で思い返します。ただ、時々不意に皆さんにもう会えないという事実が、耐え難い寂しさとして自分の胸を締め付けます。この寂しさが無くなることはありませんし、そのことはとても辛いです。けれど皆さんが残してくれた「想い」は確かに自分たちを勇気づけてくれています。だから、作り続けること。成長すること。皆さんが積み重ねた『想い』を必ず守り、幾つもの作品として形にしたい。これからも見守ってください。」