鳥取県警は、鳥取県倉吉市の60歳代女性が約3400万円の特殊詐欺被害に遭ったと発表した。県内の今年の特殊詐欺被害額は1億5000万円を超えた。県警は注意を促している。
6月上旬、女性宅の電話に「この電話はあと2時間で使えなくなる。番号1を押して」との自動音声の連絡があった。女性が「1」を押すと「東京警察署」を名乗る男につながり「あなたの口座は暴力団の麻薬事件の金を隠すのに使われている。共犯者として捜査している」と脅された。
さらに、指定の電話番号に毎日かけるよう求める「定時連絡」を指示され、言われるがままに毎日電話を入れていた。
6月15日には検事を名乗る男から「通帳やキャッシュカードを預かる」と言われた。女性は翌日、指示されるまま夫の分を含めた計5口座の通帳とカードを郵便受けに入れたところ、その日のうちになくなっていたという。5口座からは計3407万9000円が引き出されていた。
県警は「『定時連絡をして』などという電話は詐欺。口座や暗証番号は絶対に教えないで」と警戒を呼びかけている。