またボンネットに…今度は広島・福山市 振り落とされた男性は頭蓋骨など骨折 出頭の66歳男”殺人未遂”で逮捕

ボンネットに乗せられた状態で走行した車から、男性が振り落とされる事件があった。男性は頭蓋骨などを骨折する重傷。現場から逃走していた運転手の男が出頭、殺人未遂の疑いで逮捕された。
防カメに映っていた”ボンネットに人”
防犯カメラがボンネットに人を乗せた状態で走行する車を捉えていたーー。
撮影されていた映像を見ると、画面左奥に映っているT字路から黒い乗用車が現れる。
よく見ると、ボンネットに人がしがみついているのがわかる。
しがみついていたのは、59歳の男性。走る車に、なんとかしがみついているが、この直後振り落とされ、けがをした。
この映像が撮影されたのは、20日午後3時過ぎ。現場は広島・福山市を走る市道。
男性を振り落とした黒い車は現場から逃走、その後、警察が行方を追っていたところ、20日夜遅くになり、男が警察署に出頭してきたという。
殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、福山市に住む会社員・池田耕三容疑者(66)。
車のボンネットに男性がしがみついていることを知りながら、殺意を持って、約50メートルにわたって車を走らせた末に、男性を振り落とし、頭蓋骨骨折などのけがをさせた疑いが持たれている。
現場を目撃した人は、当時の状況について、「ただただびっくり、ただただびっくりで、大きな音がしたので振り向いたら、おじさんが降り落とされて、信号の先のところ、タバコ屋さんのところで倒れて、ちょっとしばらく動かなかった感じです」と証言する。
男性は、頭や胸の骨などを折る重傷。
先日は新潟でも…いったいなぜ人を乗せて運転してしまうのか?
ボンネットに人がしがみついた状態で車を走らせる危険な行為は、新潟県でもあったばかり。
18日火曜日の早朝、新潟市の県道で撮影された防犯カメラの映像。速度を落とすことなく直進するシルバーの軽自動車の屋根に、男性が必死にしがみついている状況が確認できる。
いったいなぜ人を乗せて運転してしまうのか?
新たに広島で起きた事件で逮捕された池田容疑者は「悪いのは相手の方です。私は何もしていない」と供述し、容疑を否認している。
池田容疑者と男性に面識はないということで、警察は、2人の間に何らかのトラブルがあったとみて、くわしく調べている。
(「イット!」 7月21日放送より)