マイナ保険証巡り登録ミス、自己負担割合「3割」のはずが「2割」に…千葉市で発覚

健康保険証とマイナンバーカードを一体化した「マイナ保険証」を巡り、医療機関の窓口で支払う自己負担割合を誤って登録するミスが千葉市で見つかった。開業医らでつくる千葉県保険医協会の調査では、負担割合の登録が食い違うケースが同市も含め県内で少なくとも50件明らかになったとしている。
同市によると、職員が国民健康保険の加入者の負担割合をシステムに入力する際、本来は「3割」とすべきところを間違えて「2割」と入力した。すぐにミスに気付いて入力し直したが、元のデータが消去されていなかったため、誤ったまま登録されていたという。医療機関からの指摘でミスが判明した。
同協会が今月、県内の医療機関にアンケート調査を実施。回答を得た378件のうち50件で、本来の負担割合とマイナ保険証の登録内容が異なっていたという。