岸田内閣支持率低下に麻生副総裁「政治家の評価は、死んで歴史家が講釈するものと、岸田さんに申し上げた」

24日、札幌市で開かれた若手経営者向けのセミナーで、自民党の麻生副総裁が講演し、下落が続く岸田内閣の支持率について言及しました。
24日午後、北海道商工会議所などが主催する若手経営者向けのセミナーに出席した、自民党の麻生太郎副総裁。 飛行機が遅れ、およそ1時間遅く始まった講演会では、千歳市に次世代半導体の工場を建設するラピダス社の進出を念頭に、「北海道の特色を前向きに活かすべき」と若手経営者らにエールを贈りました。
自民党 麻生太郎副総裁 「ラピダスというものが、苫小牧だか千歳に出てくる。(総投資額)5兆円だぜ?北海道というのは新しいものを呼び込む力がある。寒くて雪が深くてっていう、劣等感みたいな話ばかりする人が多いけど、俺は全然違うと思うね」
一方、マイナンバーカードを巡る問題などで、下落が続く岸田内閣の支持率について、おなじみの「麻生節」が飛び出す場面も。
自民党 麻生太郎副総裁 「新聞なんかを読むと、支持率が下がったとばかり書いてありますけど、支持率なんていうのは、あまり気にしても意味がないのであって、政治家の評価なんていうのは、死んで歴史家がいろいろ講釈するのであって、生きているときは、褒めてもらえることはないと。そう思っておかれたらどうです?という話を岸田さんに最近申し上げましたけれども」
麻生副総裁からのエールは総理に元にも届いたのか。 岸田内閣の試練の時は続きます。