和歌山 毒物カレー事件から25年 被害者家族が現場に花手向ける 林死刑囚は再審請求中

和歌山市の夏祭り会場で4人が死亡した毒物カレー事件から、25年です。被害者の家族は、事件を風化させてはならないと祈りを捧げました。
1998年7月25日、和歌山市で夏祭りのカレーに猛毒のヒ素が混入され、4人が死亡し63人が中毒になりました。
事件から25年の25日、「被害者の会」の副会長で、長女が一時重体になった男性が事件現場を訪れ、花を手向けました。
(長女が一時重体になった杉谷安生さん)「夏祭りでまさかという、無念さというか」「こういう事件は、いつどこで起きても不思議ではない。風化させないでほしい」
杉谷さんは事件以来、毎年この場所を訪れています。
林真須美死刑囚(62)は無罪を主張し、和歌山地裁に再審請求をしていましたが棄却され、大阪高裁に即時抗告しています。