大阪府藤井寺市立中学校の教科書選定を巡り、教科書会社「大日本図書」(東京)側に便宜を図った見返りに現金を受け取ったとして、加重収賄などの罪に問われ有罪判決を受けた元校長の男性に対し、府教育庁は28日、定年退職時に支払われた退職金の返還を求める方針を明らかにした。返還額の詳細は今後検討する。
元校長は在職中に教科書の選定委員を兼務していた令和2年4~7月、教科書採択に関する秘密事項の情報を漏らした見返りに、大日本図書側から現金や飲食店での接待を受けたとして今年1月、大阪地裁で懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受けていた。
また、府教育庁は同日、元校長と一緒に勤務していた際に、学校への寄付金100万円の一部を必要な手続きを行わず無断で使用したり、出張旅費を不正受給したなどとして、教頭(52)を減給6カ月の懲戒処分にしたと発表した。