石破茂氏、ビッグモーター巡り厳しく批判「犯罪の限りを尽くしたようなところがある」

自民党の石破茂元幹事長は30日、フジテレビ系の報道番組「日曜報道 THE PRIME」にリモート出演し、自動車保険の保険金不正請求や店舗前の街路樹が不自然に枯れるなどさまざまな問題が相次いで指摘されている中古車販売大手ビッグモーターの対応を、厳しくただした。
石破氏は、どこにいちばん問題があるかと問われて「お客さま本位じゃないということですよ」と指摘。「自動車というものは本当に、人の命にかかわるようなもの。それの整備点検や販売は、最も高い倫理観がないといけない。それが、社長が来るから除草剤で木を枯らそうとか、めちゃくちゃな話」と指摘。同社をめぐり指摘されている問題を念頭に「詐欺であり、器物損壊であり、犯罪の限りを尽くしたようなところがある。そこにお客さまのために、という発想はほとんどない」とも指摘した。
今回の問題を受けて社長を辞任した兼重宏行前社長を念頭に「立派な経営者といって一時期もてはやされていたのではないか。今になってこういう風にたたいていますけれど」と述べ「こういうことはお客さまのためにならない、何のために会社をやっているんですかという原点が、どこか狂っているような気もする。ビッグモーターにかかわらず、いろんな組織であることかもしれませんが」とも話した。
また、公益のために通報を行った労働者が不正な扱いを受けることがないよう保護を図るための公益保護者保護法を念頭に「公益通報者保護制度がこの会社にはまったく機能していない」とも指摘。「会社のなりは大きいが、会社の体をなしていなかったと言わざるを得ない。こういう事件が起きるまで、指摘されなかったのはかなり問題ではないか」とも話した。