ビッグモーター店前で…兵庫県は『切った記録ない』のに「街路樹なし」で被害届も検討

兵庫県は7月31日、「ビッグモーター」の加古川店と伊丹北店の2店舗で、県の伐採の記録がないにもかかわらず店舗前の街路樹がなくなっていることを明らかにしました。 (兵庫県道路保全課 田中秀典課長 7月31日) 「我々が切った記録がありませんので、どうやってなくなったかは確認できていません。故意であるかどうか、そのあたりが焦点になるかなと」 兵庫県は今後、土壌調査や店舗に除草剤を使ったかなどの聞き取りを行い、調査の結果次第では被害届の提出も検討しているということです。 一方のビッグモーター側は、店舗前の街路樹が枯れていた問題について「過去に店の清掃活動の際に使用した除草剤などの影響で枯れた可能性が高い」と過失を認めて謝罪していて、今後は原状回復していきたいとしています。 7月28日、国交省は全国24都道府県にある34店舗に一斉に立ち入り検査に入りました。依頼されていない整備を行い料金を請求するなどの違反行為が確認された場合、事業停止などの行政処分が検討されることになります。 次々と問題が浮上するビッグモーター。金融庁は保険代理店として自動車保険を扱うビッグモーターに対して、7月31日にも保険業法に基づく報告を求める命令を出し、業務の実態を調べる方針です。また、ビッグモーターとの取引や保険契約者の保護に問題がなかったかについても調べるため、金融庁は損保ジャパンなど損害保険会社7社に対しても同様の命令を出す予定です。問題が認められれば業務改善命令など今後厳しい処分が下される可能性もあります。 そんなビッグモーターの社内で絶対的な発言力を持ち、経営に深く関与していたとされるのが兼重宏一前副社長です。兼重宏一前副社長が社員に送ったというLINEのメッセージには以下のような内容もありました。 【LINEのメッセージ】 「死刑死刑死刑死刑姫路姫路姫路姫路」 兼重宏一前副社長の厳しい言葉に対して、社員が謝る様子が残されています。また他のLINEでも社員に対して厳しい言葉を繰り返す様子が残されています。兼重宏一前副社長は記者会見には姿を見せておらず、自ら説明しない姿勢に疑問の声もあがっています。 (ビッグモーター元整備部門責任者) 「率直にいうと、あきれですよね。実質、社長をしていた副社長が会見に出てこないと」 兼重宏一前副社長は今どこにいるのでしょうか。東京都内にある自宅を訪ねるも応答はありません。さらに静岡県熱海市にある兼重親子が取締役を務める資産管理会社が所有する建物にも行ってみると、熱海の海をのぞめるオーシャンビューの立地に巨大な豪邸がありましたが、応答はありません。また長野県軽井沢町にも熱海同様に兼重親子の資産管理会社が所有する建物がありますが、こちらも応答はなく、兼重宏一前副社長の姿はありませんでした。 実権を握っていたとされる兼重宏一前副社長。今後、公の場所で説明する機会はあるのでしょうか。