大型で非常に強い台風6号は2日午前、沖縄地方を暴風域に巻き込みながら西北西へ進み、沖縄本島に接近した。沖縄県内では1日夜、民家の車庫が倒壊して下敷きになり、住人が死亡するなど被害が出ている。沖縄電力によると、2日午前11時現在、県内の全戸数の3割以上にあたる約21万戸で停電も発生している。気象庁は暴風や高波、大雨に警戒するよう呼び掛けた。
同庁によると、台風6号は2日午前9時現在、久米島の南約70キロを時速約10キロで西北西に進んでいる。中心の気圧は930ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートル、中心の東側280キロ以内と西側220キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。
沖縄本島北部の大宜味村では1日午後10時15分頃、民家の車庫が風で倒壊し、この家に住む崎山喜弘さん(90)が下敷きになった。崎山さんは、意識不明の状態で病院に搬送され、間もなく死亡が確認された。県警名護署によると、崎山さんは車庫のトタン屋根が音を立てていたため、補修に行ったという。
沖縄県によると、このほか、2日正午までに、沖縄市や名護市など少なくとも7市町の計13人が強風にあおられ転倒するなどけがをした。
同日は那覇空港を発着する全便が欠航となり、ターミナルビルは終日閉館が決まった。沖縄都市モノレール(ゆいレール)は始発から運休となっている。那覇市や宮古島市など17市町村で避難指示が出ている。