LGBTなど性的少数者の同性カップルを公的に認める「パートナーシップ制度」を巡り、鹿児島市議会の本会議代表質問で男性市議が「ニーズがほとんどない」などと発言した問題で、市議会は30日、市議の申し出を受けて発言の一部を削除した。
発言したのは自民系会派の上田勇作氏(76)。発言を巡っては、性的少数者の当事者らでつくる市民団体が会派に抗議文を提出し発言の撤回を求めて署名活動をしていた。
削除したのは「多様性や寛容を求める人々が異なる意見に非寛容な態度を取ることは、厳にいさめなければなりません」とした部分。上田氏は「当事者を攻撃する発言と誤解を招くかもしれず取り下げた」と説明した。
一方で、当事者らが特に問題視した「ニーズがほとんどない」などの発言は削除されず議事録に残る。市民団体のメンバー(57)は「発言で傷ついた人もいるので残念。鹿児島市のパートナーシップ制度導入を目指す活動のスタートラインにしたい」と話した。【菅野蘭】