北海道・知床半島沖で昨年4月に起きた観光船「KAZU 1(カズワン)」の沈没事故を巡って東京地裁で争われている損害賠償請求訴訟で、運航会社「知床遊覧船」と桂田精一社長(60)側が出航当時の状況に関し、海が平穏だったとして「社長が運航中止を指示すべき状況だったとは言えない」などと主張したことが5日、分かった。
知床遊覧船と桂田社長側は請求棄却を求めており、詳細な主張内容が今回初めて判明した。訴訟は事故で亡くなった甲板員曽山聖さん=東京都調布市、当時(27)=の両親が計約1億1900万円の損害賠償を求め、口頭弁論はまだ始まっていない。