岐阜県飛騨市の神岡鉱山地下で建設が進められていた重力波観測装置「KAGRA(かぐら)」の完成を受け、東京大宇宙線研究所などは30日、主要施設である中央実験室と地下トンネルを報道陣に公開した。
かぐらは今年春に全ての機材の設置が完了、2019年度内の観測開始を目指している。同研究所の大橋正健教授は「ようやくここまで来た。超新星爆発について解き明かすことができれば」と意気込んだ。
かぐらは長さ3キロの地下トンネル内にステンレス製の真空パイプ2本をL字形に配置。中央に位置する実験室からレーザー光線を照射し、それぞれ真空パイプの端に設けた鏡で往復させる。
重力波が届くと、トンネルの一方がわずかに伸び、もう1本はわずかに縮む。レーザーが届く時間の差で検出できる。