北海道・蘭越町で蒸気が噴き出している問題で、噴出を止める作業が7日から本格的に始まりました。
井元小雪記者)
「噴出を抑えるための工事がきょうから本格的にはじまったため、周辺道路は通行止めになっています。」
深い霧に覆われた7日の現場周辺。その中で、噴出を止めるための作業が着々と行われています。6月29日に蘭越町の地熱発電の掘削調査を行う現場から蒸気が噴き出した問題。現場周辺では、高濃度の硫化水素やヒ素が検出されていて、これまでに19人が体調不良を訴えています。
掘削を行う三井石油開発は、7日から噴出を止めるための本格的な作業を始めました。まずは井戸の上に蒸気の向きを変える装置をつけて、真上に上がっていた蒸気を西側に流して作業スペースを確保します。西側には先に高さ11m、横30mほどの壁が設置されていて、その壁で蒸気が敷地外に流れるのを防ぐということです。
そして10日には井戸に水を入れて冷やし蒸気の噴出を止めた上で、今月下旬にはセメントで井戸を埋め戻す予定です。
現場近くの道道は、安全を確保するため21日までの間、午前7時から午後7時まで通行止めとなっていて、三井石油開発は付近の住民にも念のため避難するよう呼びかけています。