日大アメフト部違法薬物事件、北畠成文容疑者を送検 林真理子理事長らは8日会見予定

日本大アメリカンフットボール部の寮で覚醒剤と乾燥大麻を所持したとして、警視庁に覚醒剤取締法違反と大麻取締法違反(ともに所持)の疑いで逮捕された、部員の北畠成文容疑者(21)が7日、送検された。午前9時半ごろ、北畠容疑者を乗せたとみられるバスが中野署を出た。
日大は事件への経緯などについて、8日に林真理子理事長と酒井健夫学長が都内で記者会見で説明する予定。この会見に先立ち、日大はこの日夜に緊急の理事会を開催。会見の内容などについて協議をしたとみられる。
事件を巡っては大学側が7月6日、北畠容疑者の部屋の施錠可能な収納ボックスから植物片と錠剤を発見。12日後の18日に大学側から相談を受けた警視庁がこれらを押収し、鑑定の結果、覚醒剤と大麻と判明。8月3日に寮を家宅捜索した。
植物片など発見してから警視庁に相談するまでにあった“空白の12日”について、日大側が違法薬物の可能性を認識して保管していたと仮定すると、保管理由によっては立件の可能性も含めて問題視されるかもしれない。
日大は18年に悪質タックルが社会問題化し、21年には元理事長の背任事件が発覚して所得税法違反の罪で有罪判決が確定した。これらを受けて「新生日大」を掲げて就任したのが林理事長だった。7月11日に就任から1年が経過した記者会見では、大学再生に向けた進捗(しんちょく)状況を「6合目」と話していた。今回、改革半ばでの学生による薬物事件逮捕となった。