11日午後5時55分ごろ、静岡市葵区の夏祭り会場で「人の列に車が突っ込んだ。けが人が出ている」と119番があった。静岡県警などによると、歩行者天国となっていた商店街で開催中の「第59回静岡夏まつり夜店市」会場に乗用車が突っ込み、幼児を含む3人がけがをした。いずれも意識はある。
県警は殺人未遂の疑いで、車を運転していた静岡市駿河区の会社員時森一輝容疑者（26）を現行犯逮捕した。容疑を認めている。捜査関係者によると「むしゃくしゃしてやった」との趣旨の供述をしている。県警によると、時森容疑者からアルコールは検知されなかった。
けがをした3人はいずれも駿河区在住で、30代男性と息子（2）が軽傷。他に40代女性が病院に搬送された。
逮捕容疑は11日午後6時ごろ、静岡市葵区七間町の歩行者天国を車で走行し、通行人らを殺害しようとした疑い。
来場者らによると、時森容疑者は車から降りて徒歩で逃げようとしたが、来場者らに取り押さえられた。県警が詳しい状況を調べている。