高濃度のヒ素を含んだ蒸気の噴出が続く北海道蘭越町の掘削現場で、噴出を抑えるため、井戸に水を注入する作業が12日、始まりました。
掘削会社の三井石油開発によりますと、蘭越町の現場では12日午前10時ごろから、蒸気の噴出を抑えるため、冷却用の水を井戸に注入する作業が始まりました。 当初は、10日から行われる予定でしたが、悪天候で延期されていました。 現場では、すでに鉄製のカバーによって、蒸気の噴き出す方向を横向きに変える措置も取られていて、掘削会社は蒸気を抑え込んだ上で、21日までに砂利やセメントで井戸を埋め戻す作業を終えたいとしています。