12日午後、北海道千歳市の支笏湖で、46歳の男性と中学生の息子の2人が溺れ、男性が死亡しました。
12日午後3時40分ごろ、千歳市幌美内の支笏湖で、居合わせた人から「キャンプ場で2人が溺れた」という通報がありました。
警察と消防などによりますと、2人は親子で、父親の札幌市豊平区福住に住む会社員、工藤博也(ひろや)さん46歳が心肺停止の状態で搬送後、死亡が確認されました。
中学2年生で、13歳の息子は一時、意識を失った後に回復し、ドクターヘリで搬送されています。
当時、遊泳していた息子が溺れたのに気づき、救助に向かった父親の工藤さんも溺れたということです。
その後、現場で貸しボートなどを営む会社の人などが2人を救助し、居合わせた看護師の女性や医療関係者の男性が人工呼吸などの手当てにあたり、息子は息を吹き返したということです。
12日の千歳市の最高気温は、33.4℃まで上がっていて、工藤さんも息子も、救命胴衣などは着用していませんでした。