15日、終戦から78年 全国戦没者追悼式、4年連続で規模縮小

終戦から78年となる15日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開かれる。全国の遺族や、天皇、皇后両陛下、岸田文雄首相らが参列する。
式典は、新型コロナウイルスの感染を防ぐため、4年連続で規模を縮小して実施する。また、台風7号による交通機関の運休などで、愛知、三重、滋賀、京都、兵庫、岡山、広島、徳島、香川の9府県の遺族が参列を見合わせる。14日の厚生労働省の発表では、遺族の参加者は約1500人で、コロナ流行前の3分の1程度になる。
参列する遺族は、戦没者の孫などの戦後生まれが初めて4割を超える見込み。
追悼式では、日中戦争と第二次世界大戦で亡くなった軍人・軍属や民間人ら計約310万人を悼む。正午前に始まり、正午の時報を合図に黙とうをささげ、天皇陛下がおことばを述べられる。【中川友希】