中古車販売大手・ビッグモーターの各地の店舗前で街路樹の枯死などが見つかっている問題で、東京都は16日、都内9店舗の付近の土壌から除草剤の成分が検出されたと発表した。
都によると、同社の店舗は都内に18店あり、うち都道沿いの14店舗のそばで、都が街路樹を植栽している。街路樹の一部が枯れたり伐採されたりしていたことから、都が14店舗の付近の土壌を採取・調査したところ、環八世田谷店(世田谷区)など9店舗で、「グリホサート」などの除草剤成分が検出されたという。
同社の幹部は同日、都庁を訪れ、都側に樹木の伐採や除草剤の散布を認めて謝罪し、原状回復を申し出たという。都は、警視庁に被害届の提出について相談する方針。
神奈川県庁にも同日、幹部が訪れ、県内2店舗について店長の指示で除草剤をまいたとして謝罪した。