京都府綾部市の土砂崩れが起きた現場。台風から一夜明け、台風の爪痕が随所に見られます。 土石流により土砂や水が流れんだ場所は、元々はアスファルトの道があったということですが、土砂に埋もれてしまい道が見えなくなっています。さらに土石流は一部の住宅にも流れ込みました。 取材したエリアには倉や車を駐車するスペースもあったということですが、様々な場所が土砂に埋もれていて、どこに何があったのか分からないような状況です。その一方で消防隊の救助などによりケガ人はいませんでした。 この場所に70年以上住んでいるという方に話を聞くと「こんなことはこれまで一度もなかった」「土石流で今も川がせき止められている所があり1週間や2週間では復旧できないだろう」と話していました。 さらに綾部市の別の地域では、川の水が溢れた影響で、住宅約30軒で床上や床下などの浸水被害があったということです。住民たちは16日朝から家の中に入った土砂をかきだす作業に追われていました。 こうした状況を受けて市はボランティアを派遣するなど復旧に向けた動きを急ピッチで進める考えです。