東京電力が24日にも福島第一原発の処理水を海洋放出するのにともない、香港政府が、新潟県を含む10都県の水産物の輸入を禁止すると発表したことを受け、新潟県の花角英世知事は、「科学的で冷静な議論が必要だ」と述べました。
花角英世知事は、東京電力が処理水を海洋放出することについては「新潟県として答えることはない。国において適切に対応してもらいたい」と述べるにとどめまています。
一方、香港政府が発表した禁輸対象10都県のうち、日本海に面するのが新潟県のみであることに触れ「太平洋側の福島県とは海洋ではつながっているが、新潟県までの間に禁輸対象に含まれていない県も通る。なぜ新潟の水産物が禁輸対象なのか、理解に苦しむ。科学的で冷静な議論が必要だ」と述べました。