大阪・関西万博の会場建設費が、これまでから約450億円増えて2300億円程度を目安に調整が進められていることがわかりました。 (西村康稔経済産業大臣)「建設費用は、現在、博覧会協会において精査を行っている段階です。必要があれば、国・自治体・経済界で対応を協議していくことになります」 9月26日、このように述べた西村大臣。大阪・関西万博の会場建設費をめぐっては、資材価格や人件費の高騰などからかかる費用が増え、現在、博覧会協会と国との間で450億円の増額となる2300億円程度を目安に調整が進められています。 実は、会場建設費の増加は今回で2度目。当初の建設費は1250億円でしたが、協会関係者によりますと、2005年に行われた愛知万博の建設費を面積比で大阪・関西万博に当てはめて算出したものだったといいます。しかし、2020年、人件費や資材費の高騰に加え、会場のデザインの設計変更などで当初の想定の約1.5倍、1850億円に引き上げられました。この時、大阪府の吉村洋文知事は次のように述べていました。 (大阪府 吉村洋文知事)「何度も増加するとなると、府民市民もどうなの?という話になりますので、これが増加の話としては最後と」 建設費は、国と自治体と経済界で3分の1ずつ負担しますが、大阪府議会と大阪市議会は3年前、さらなる増額については「国が費用を負担するように」とする意見書を可決しています。 今回の増額分について、9月26日、万博担当大臣は次のように話します。 (自見英子万博担当大臣)「(建設費の)負担割合は閣議了解でございますので、政府といたしましては、引き続きこれに基づいて対応していくことを想定しています」 これまでと同様に3分の1ずつ負担する考えを示しました。3年前「増加は最後」としていた吉村知事は、9月26日、次のように述べました。 (大阪府 吉村洋文知事)「これ税ですから、どんどん増やすつもりはないですけど、資材の高騰、人件費の高騰という要素も加味した判断をしていきたいと思います」 「3分の1ずつ」の負担については… (大阪府 吉村洋文知事)「国と大阪府・市と経済界、3者が一体となって次の未来社会をつくっていくんだというのが万博です。3分の1ずつの枠組みというのは、基本的に必要だと思っています」 万博開幕まで約1年半。さらなる国民の負担はあるのでしょうか?