見た目は気になるけど効果はありそう――。2020年東京五輪・パラリンピックで活動する都市ボランティアの暑さ対策として東京都が考案した「かぶる傘」について、今夏のテスト大会で試用してもらいアンケートを取ったところ、こんな結果が出た。都は来夏の大会本番でも、着用を希望するボランティア全員に提供する方向で検討を始めた。
かぶる傘は、小池百合子知事が5月の定例記者会見でお披露目。直径60センチの傘に付いている顎(あご)ひもをかけて着用する。都は東京大会の暑さ対策に役立てようと、7~8月に開催されたビーチバレー、トライアスロン、ホッケーの各テスト大会で、希望する都市ボランティア49人にかぶってもらい、使い勝手や効果を尋ねた。
ネットやテレビの情報番組で「恥ずかしい」などと話題になっていた「見た目」は、過半数の25人が「気になる」と回答。肝心の効果は、気温が30度を超える炎天下で活動することになったビーチバレーのテスト大会で着用した37人のうち、36人が「特に感じられた」もしくは「やや感じられた」と答えるなど、おおむね好評だった。
都の担当者は「科学的な検証ができたわけではないが、効果を実感してくれる人が非常に多かったのは確かだ。本番では着用を希望するボランティア全員に行き渡るようにしたい」としている。【大久保昂】