「どうしていいか…パニックに」遺体は84歳母親と判明 死体遺棄容疑で逮捕の息子 年金目的か

北海道室蘭市のアパートで腐敗した遺体が見つかった事件で、遺体は逮捕された男と同居する母親だったことが新たにわかりました。
死体遺棄の疑いで逮捕・送検された室蘭市の無職・伊藤信浩容疑者(48)は、ことし2月ごろから10月16日までの間、自宅アパートで遺体を遺棄した疑いが持たれています。
警察によりますと、DNA鑑定の結果、遺体は伊藤容疑者と同居する母親の伊藤ムラさん(84)だったことが新たにわかりました。
死因は不詳だということです。
警察の調べに対し伊藤容疑者は「(母親が)死んでどうしていいかわからずパニックになった」、「年金を受け取るためだった」などと容疑を認めています。
警察は、母親のムラさんが死亡した経緯を調べるとともに、伊藤容疑者が年金を不正に受け取っていた可能性も含めて余罪を捜査することにしています。