【京アニ裁判】青葉被告「極刑以外ありえない。できるだけ早く裁判を終わらせたい」 起訴後に精神鑑定をした医師が鑑定の際に話したと証言 具体的な刑を想定していたことが初めて明らかに

京都アニメーション放火殺人事件の第14回公判が26日、京都地裁で開かれ、青葉真司被告の起訴後に精神鑑定をした医師が出廷しました。医師は、青葉被告が精神鑑定の際に「極刑以外はあり得ない」と話していたと証言しました。
26日の公判には、弁護側の要請で青葉被告を精神鑑定した男性医師が出廷しました。
医師は、精神鑑定をする過程で青葉被告が「極刑以外、あり得ない。できるだけ早く裁判を終わらせたい」と話していたことを明らかにしました。
青葉被告はこれまでの裁判で「どんな罰であろうと受け入れないといけない」と話したことはありましたが、具体的に死刑を想定していることが明らかになったのは初めてです。
また医師は、青葉被告には妄想性障害があり「複雑な妄想が、犯行の動機を形成している」とした上で「詐病は考えられない」と指摘しました。
一方、検察の依頼で精神鑑定した別の医師は、前回の裁判で「妄想は、ほとんど影響していなかった」と述べていました。
被告の精神状態をめぐっては、検察と弁護側双方の要請で2人の医師が精神鑑定をしていて、裁判では責任能力の有無や程度が最大の争点となっています。