日本シリーズ白熱でミナミ厳戒 大阪府警、4日夕から警察官配置

阪神タイガースとオリックス・バファローズによる59年ぶりの関西勢対決となったプロ野球・日本シリーズの盛り上がりを受け、大阪府警はこの週末に最大で警察官約1300人を投入して大阪・ミナミとキタの警備にあたる。ミナミの道頓堀川に架かる戎(えびす)橋周辺は雑踏事故などを防ぐため特に厳重に警備する方針で、混雑の危険度に応じて橋上の通行なども「左側通行」「一方通行」「封鎖」と3段階で規制する構えだ。
府警警備1課によると、阪神が優勝に王手をかけていることから4日夕の試合開始から警察官を配置する。戎橋では、軽快な語り口で交通を誘導する「DJポリス」が橋の上で立ち止まらないよう若者らに呼び掛ける。また、橋の欄干に沿って警察官を並べ、道頓堀川への飛び込みを防ぐ。
川を挟んで南北に架かる橋の上で人が滞留すると、渡る人には「左側通行」を促す。混雑度が増せば南側から北側への「一方通行」とし、さらに危険な状態になれば橋を「封鎖」する。川沿いの遊歩道の一部は立ち入り禁止とする。また、西側にある道頓堀橋上にシートを張り、戎橋にむけて飛び込みをあおれないようにするという。
9月の阪神のリーグ優勝時、戎橋周辺は混雑し、道頓堀川に26人が飛び込んだが、けが人や目立ったトラブルはなかった。今回の日本シリーズは関西勢対決に加え、阪神が勝てば38年ぶりとなるだけに一層の混雑が見込まれ、府警は厳戒態勢で臨む。
このほか、大阪市は阪神のリーグ優勝時と同様、道頓堀川の水門を調整し、水位を通常より50センチ高い約3・5メートルに引き上げる予定。飛び込んだ人が川底にぶつからないようにするためや、川沿いの遊歩道に上りやすくするためだという。【土田暁彦】