常陽銀行は2日、境支店に勤務していた40代女性行員が顧客による払い戻しを装い銀行の資金約5400万円を着服していたと発表した。同行は女性を1日付で懲戒解雇処分とした。
同行によると、女性は2022年4月から同支店で「店頭営業係」として勤務し、預金と預かり資産に関する業務を担っていた。同年7月~23年10月ごろ、5人の客の預金記録を不正に改ざんし、現金計5398万円を着服。記録はすでに復元され、客に実害は生じていないという。
10月13日に5人のうちの1人が店頭窓口を訪れ手続きをする中で、過去に不正な引き出しがあった疑いが生じ、発覚した。内部調査によると、着服金は生活費や借入金の返済などに充てたとみられる。500万円は弁済されたものの、残りは2日時点で回収の見込みが立っておらず、同行は10月31日、境署に被害届を提出した。
同行は、現金支払いの事務を見直す方針。【鈴木敬子】