カンボジア“特殊詐欺” アジトで“水に溶けるメモ”押収

特殊詐欺グループとみられる日本人の男25人が、カンボジアから日本に移送されて逮捕された事件。警察によると、男らは北海道の当時70歳の女性から現金をだましとった疑いなどで送検されました。
そして10日、男らが拠点にしていたアパートから見つかった証拠品を警察が公開しました。
そこにあったのは、大量の携帯電話にノートパソコン数台など。携帯電話の中には壊されたものも見つかっています。
さらに、まだら模様がついたものもありました。ほこりまみれのぞうきんにも見えますが、実は、水に溶ける紙に書かれたメモです。
このメモにはもともと被害者の氏名、電話番号、口座の数などを記載する欄が書かれていて、特殊詐欺に必要な情報を聞き出すのに使っていたとみられています。
証拠として残さないために、メモを水につけていたのでしょうか。警察は男らが証拠隠滅を図った可能性もあるとみて調べています。