「辞めるなら早くして」“税金滞納”の神田財務副大臣に政府・与党からも冷ややかな声

国会では税金の滞納を繰り返していた神田財務副大臣への追及がきょうも続きました。政府・与党内からは「辞めるなら早くして」との冷ややかな声も漏れています。
神田憲次財務副大臣「私のこの滞納の問題については、国民の皆様にお詫びを申し上げたいと存じます」
神田財務副大臣は税金の滞納を繰り返し、代表取締役を務める会社の建物などが過去に4度、差し押さえられたことについて、改めて謝罪しました。
きのうは過去の発言をめぐって、こんなやりとりも…
神田憲次衆院議員(2016年2月)「できれば税金は少なく済ませたい。もっと申し上げますと払いたくない。こんな気持ちが納税者の側にあるのもまた事実でございます。だからこそ納税者に対して、工夫と努力を常に問いかけ」
当時の発言に野党は。
共産党 小池晃書記局長「言ってることと、やってることが全然違うじゃないですか。この発言と全く違うことをやってるんですよ。こんな発言しておいて、滞納して4回も差し押さえを受けた、恥ずかしくないですか」
神田憲次財務副大臣「本当に申し訳ないことだと感じております」
そして、きょう、自らの進退について問われた神田副大臣は、これまでの「引き続き職務を遂行する」との答弁から一転、「私の立場についての言及は控える」と答えました。
総理周辺は「職責を果たしてもらいたい」と語っていますが、きょうの副大臣の答弁を受け、政府・与党内からは「辞めるなら早くしてくれ」との声も漏れています。