老人ホームに入所中の女性を投げ落とすなどし、30歳の職員逮捕…女性は頭、腕、膝などにアザや傷「何人もの様子を見るので、時間をかけられなかった」

10月下旬、札幌市中央区の介護付き有料老人ホームで、入所している70代の女性を持ち上げ、ベッドに投げ落とすなどし、けがをさせたとして、30歳の職員の男が逮捕されました。
傷害の疑いで逮捕されたのは、札幌市中央区宮の森に住む介護職員、成田匡徳(まさのり)容疑者30歳です。 成田容疑者は10月29日午後5時ごろから翌朝までの間、勤務先の札幌市中央区の介護付き有料老人ホームで、入所していた70代の女性を持ち上げ、ベッドに投げ落とすなどし、けがをさせた疑いが持たれています。 女性は、頭や腕、膝などにあざや擦り傷が確認されています。
警察は10月30日に情報提供を受け、捜査をすすめ、事件発生から10日ほどの9日午後、成田容疑者を逮捕しました。

誰が情報提供したのかなどは、明らかにしていません。
取り調べに対し、成田容疑者は「何人もの入所者の様子を見に行かなければならなかったので、相手の女性に時間をかけられなかった」などと話し、容疑を認めているということです。 警察は、成田容疑者が暴力行為をくり返していた可能性を含め、引き続き調べをすすめています。