作詞家の三浦徳子(みうら・よしこ、本名高原徳子)さんが11月6日午前1時21分、肺炎のため死去した。75歳。青森県出身。通夜、告別式は家族葬で営まれた。お別れ会などの実施の予定はない。
アップフロント音楽出版が14日、公式サイトで発表した。
1978年に作詞家としてデビューし、今年は作詞家として45周年を迎えた年だった。だが、ここ数年は病気のため作品づくりを控えていたという。
1978年9月に発売された八神純子の「みずいろの雨」が出世作。三浦さんによる「ああ、みずいろの雨」「くずれてしまえ」などのインパクトある歌詞を八神が圧倒的な歌唱力で歌い上げ、60万枚を記録するヒットとなった。
ほかに、松田聖子「裸足の季節」「青い珊瑚礁」「風は秋色」「夏の扉」、杏里「CAT’S EYE」、松原みき「真夜中のドア」、工藤静香「嵐の素顔」、郷ひろみ「お嫁サンバ」、沢田研二「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」、吉川晃司「モニカ」、早見優「夏色のナンシー」など、多数のヒット作を世に送り出すなど、ポップスの黄金期を代表するヒットメーカーとして活躍した。
また、「Sexy Summerに雪が降る」(2012年12月)などSexy Zoneの作品も手掛けていた。
同サイトは「今までたくさんの作品に携わる機会を与えて下さった皆様に心より感謝申し上げます」と記した。