産業廃棄物の処分を無許可の業者に委託したなどとして警視庁は解体工事会社の社長ら5人を逮捕しました。
警視庁によりますと、解体工事会社「酒井興業」の社長・酒井林太郎容疑者はことし8月、家屋の解体工事で出た産業廃棄物およそ35トンの運搬と処分について、許可を受けていない仲介業者の中野幸男容疑者に委託した疑いがもたれています。また、許可を受けていないにもかかわらずこの廃棄物の運搬と処分を中野容疑者から請け負ったとして男3人も逮捕されました。
酒井容疑者は廃棄物を土砂と混ぜて残土に偽装した上、正規の6分の1ほどの料金で委託を繰り返していて、これまでに1億3000万円ほど処分にかかる費用を浮かせたとみられています。
調べに対し、酒井容疑者は容疑を認め、中野容疑者は否認しているということです。