永瀬叡王が3連勝で王座奪取、2冠に 斎藤慎太郎は初防衛ならず

将棋の第67期王座戦五番勝負(日本経済新聞社主催)の第3局は1日、神戸市で行われ、挑戦者の永瀬拓矢叡王(27)が斎藤慎太郎王座(26)に161手で勝ち、3連勝で王座を初めて獲得した。斎藤の初防衛はならなかった。永瀬は5月に初タイトルの叡王を獲得しており、これで2冠となった。
永瀬は「(2冠になったことは)ひとつ結果が出てよかったが、序盤で結構悪くなるなど修正することも多い。さらに上を目指して頑張りたい」と喜びを語った。斎藤は「中、終盤のねじり合いで差をつけられてしまった。何か変えなくてはいけないのかもしれない」と話した。【山村英樹】