東京都立武蔵野公園で4日にあった「武蔵野はらっぱ祭り」で、男性が配った「グミ」を食べた5人が体調不良で搬送された事案で、男性が警視庁小金井署の任意聴取に「自分も食べていたし、気分が良くなるのでみんなに食べてほしかった」と説明したことが15日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁が成分鑑定を進めている。
東京都などによると、「グミ」は大阪市の会社が製造したもので、袋にHHCHと記されていたことも判明した。厚生労働省によると、HHCHは、大麻由来の成分であるTHCなどと構造が似た合成化合物。THCなどと同様に、幻覚や記憶障害などを生じさせる可能性がある。