国立科学博物館(東京都台東区)が、資金不足で500万点以上にのぼる標本の維持が難しいなどとして実施したクラウドファンディング(CF)で、CFサイト「READYFOR」は15日、最終的に延べ5万6584人から9億1602万5千円が集まったことを明らかにした。
CFは8月7日から11月5日まで実施。銀行振り込みによる支援もあるため、最終的な金額の確定はずれ込んでいた。目標額だった1億円を大幅に上回り、支援額、支援者数ともに国内で行われたCFでは過去最多。篠田謙一館長は、6日の記者会見で「非常に感謝している」などと話していた。