気象庁は16日、西日本から南西諸島の広い範囲で17日に黄砂が予想されると発表した。例年は春先に観測されることが多いが、11月に飛来すれば2019年以来4年ぶりとなる。
気象庁によると、黄砂が予想される地域では、水平方向で見通しが利く「視程」が10キロ未満となる見込みで、屋外では車などに黄砂が付着するなどの影響が予想される。視程が5キロ未満となった場合は交通障害が発生する恐れがあるとしている。
また、18日にかけては前線を伴った低気圧が発達しながら日本海を進み、上空に強い寒気が流れ込んで冬型の気圧配置となる見通し。九州北部では、17日の夜遅くから18日午前中にかけて山地を中心に雪が積もる所があるとしている。沿岸の海域では非常に強い風や高波が予想され、気象庁は備えを呼びかけている。【山崎あずさ】