セクハラ疑惑「ないと確信」=食事は誘った―三宅政務官

三宅伸吾防衛政務官は16日の参院外交防衛委員会で、週刊文春による10年前の女性スタッフへのセクハラ疑惑報道について「事実はないと確信している」と強調した。弁護士を通じ、週刊文春に抗議文を出したことも明かした。立憲民主党の福山哲郎、共産党の山添拓両氏への答弁。
三宅氏は「記事にあるような異常な行為がもしなされていたのであれば記憶に残っていると思うが、身に覚えはない」と主張。当時のメールにセクハラをうかがわせるやりとりはなく、女性スタッフからは苦情も含め何の接触もないと説明。事実であれば「何らかのクレームがなされた可能性もあるが、なかった」と指摘した。
一方、2013年10月27日に女性から事務所内の人間関係を理由に退職の意向をメールで伝えられ、事情を聞くために「夕食でもいかがか」と誘うメールを送っていたことは認めた。実際に食事などを共にしたかは「覚えておらず、領収書も確認できていない」と述べた。
松野博一官房長官は16日の記者会見で、疑惑について「本人から適切に説明されるものと考えている」と語った。政務三役の不祥事が相次いでいることに関しては「人事についての批判は率直に受け止めている」と強調した。
週刊文春編集部は「記事には十分な自信を持っています」とコメントした。
[時事通信社]