視覚障害者支援に功績のあった人を表彰する「第27回ヘレンケラー・サリバン賞」(東京ヘレン・ケラー協会主催)の贈賞式が1日、東京都新宿区の同協会であり、社会福祉法人名古屋ライトハウス理事の原田(はらた)良實(よしみ)さん(75)にトロフィーと賞状が贈られた。
原田さんは、名古屋市立鶴舞中央図書館の司書として25年間勤務の後、同市総合リハビリテーションセンターなどで視覚障害者支援に尽力。愛知淑徳大非常勤講師なども務めた。この間、六つの点の組み合わせで文字や数字を表す点字の触読で、これまでタブー視されていた縦読みによる「名古屋方式」を考案、普及させ、特に中途失明者の触読率を向上させた。