東京・板橋でも 「大麻グミ」食べた男女2人が救急搬送

大麻のような成分が含まれる可能性があるグミを食べた人が体調不良を訴えて病院に搬送される事案が複数起きている問題で、東京都板橋区でも15日夜、男女2人が救急搬送されていたことが、警視庁への取材で判明した。
警視庁によると、15日午後11時半ごろ、東京都板橋区のマンションの一室で「グミを食べたら体調不良になって苦しい」と119番があった。20代の男女が手足のしびれや吐き気などを訴えたが、いずれも命に別条はないという。
2人は警視庁に「グミは池袋の店で買い、酒を飲みながら一粒ずつ食べた」などと話している。グミのパッケージには大阪にある会社と、大麻由来の成分と構造の似た「HHCH」という合成化合物の名前が記載されていたといい、警視庁が鑑定している。
東京都内では3~4日にも祭りや電車内でグミを食べた人が体調不良を訴える騒動が2件あり、計9人が救急搬送されていた。捜査関係者によると、この2件と板橋区の現場で見つかったグミのパッケージは同一とみられる。【林田奈々、遠藤龍】