「大麻グミ」販売店に立ち入り=東京・大阪、製造元は断念―麻薬取締部など

大麻由来の成分を含んでいる可能性があるグミを食べた人が体調不良を訴えた問題で、厚生労働省の麻薬取締部は17日、東京や大阪にある販売店舗に立ち入り検査を実施した。関係者への取材で分かった。警察とも連携してグミに健康被害を引き起こす成分が含まれていないか分析し、販売停止命令を視野に調べる。
関係者によると、近畿厚生局麻薬取締部は同日午後、大阪府と大阪府警と共に、大阪市北区のビルにある製造販売会社、別の場所にある工場に立ち入ろうとしたが、いずれも応答がなかったため検査を断念。中央区の関連する販売店を検査した。
関東信越厚生局麻薬取締部も同日、東京都豊島区にある販売店に立ち入り検査した。
製造会社は17日、大阪市内で開いた会見動画をSNSで配信。体調不良者が相次いでいることについて「注意事項を記載しているが、このようなことが起こるのは非常に残念。再発防止策を改めて周知する」と述べた。グミは4月に販売を始めたと明らかにし、リラックス効果などがあるとして「合法成分」と主張。「継続して販売する」と話した。
「大麻グミ」を巡っては、東京都小金井市の祭り会場で今月、グミを食べた来場者が体調を崩した他、大阪府内では今年、摂取した十数人が嘔吐(おうと)などの症状を訴え病院に搬送された。
府警によると、今年9月に救急搬送された20代男性は「SNSで知り合った人から、10粒7000円で購入した」と話しているという。グミの包装には合成化合物「HHCH(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)」の記載があった。
[時事通信社]