「楓さんが力強く生きていた7年間を忘れない」奈良小1女児誘拐殺害事件から19年 通っていた小学校で集会

奈良市で小学1年の有山楓さんが誘拐され、殺害された事件から19年を迎え、楓さんが通っていた小学校で集会が開かれました。
17日朝、奈良市立富雄北小学校で命の大切さを考える集会が開かれ、当時の校長が遺族に贈った鐘が、楓さんが亡くなった年齢にあわせて7回鳴らされました。
児童の代表は「楓さんが力強く生きていた7年間を忘れません」と話しました。
楓さんは19年前のきょう17日、下校中に新聞販売員だった男に誘拐され、殺害されました。
楓さんの父親は17日、手記を公表し「楓を守ってやれなかった後悔だけは今も変わることもなく、時間だけは過ぎていきます。悲しみや苦しみは時間が解決はしてくれません。このような思いを誰もしないためにも、子供たちが被害に遭わない社会を心から願います」と綴っています。