郵便局立てこもり、警官に発砲した疑いで再逮捕…「殺そうと思って撃ったわけではない」と殺意否認

埼玉県蕨市の蕨郵便局で10月に起きた立てこもり事件で、県警は21日、所持していた拳銃を警察官に向けて発砲したなどとして、同県戸田市新曽、無職鈴木常雄容疑者(87)を殺人未遂と公務執行妨害などの容疑で再逮捕した。
発表によると、鈴木容疑者は10月31日午後2時20分頃、通報を受けて駆けつけた蕨署員に対し、自動式拳銃「トカレフ」を発砲。約20分後に屋外にいた同署員8人に向けて2発目を撃ち、殺害しようとした疑い。「殺そうと思って撃ったわけではない」と殺意を否認しているという。
捜査関係者によると、鈴木容疑者は事件前日、ガソリンを入れた18リットルと10リットルのポリタンクをレンタカーで郵便局近くに運び、当日に局内へ持ち込んでいた。籠城中は「ガソリンあるからな」と放火を示唆したが、午後10時過ぎ、突入した捜査員に身柄を確保され、女性局員2人を人質にしたなどとして人質強要処罰法違反容疑で逮捕された。
立てこもり事件の約1時間前には、戸田市の戸田中央総合病院で発砲事件があり、40歳代の男性医師と60歳代の男性患者が負傷。鈴木容疑者は「自分が撃った」と話している。