放課後デイ施設、暴行常態化か 代表ら3人逮捕、別の死亡事故捜査で発覚

障害のある子らが通う放課後等デイサービス施設で、利用者の男子高校生(16)を殴ったなどとして、大阪府警は21日、暴行容疑で施設運営会社「ミヤビ」(大阪府吹田市)代表、宇津慎史(しんじ)容疑者(60)=同市千里丘上=ら男3人を逮捕したと発表した。施設内の防犯カメラには別の少年が暴行を受ける様子も写っており、府警は暴行が常態化していた可能性もあるとみて調べる。
ほかに逮捕されたのは、いずれも同社社員で、宇津容疑者の兄、雅美(まさみ)容疑者(65)=同=と、棟方日出海(むなかたひでみ)容疑者(62)=同市岸部北。府警は3人の認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は共謀して2月23日と3月1日、吹田市芳野町の施設「アルプスの森」で、バランスボールで男子高生の顔を殴ったり、髪をわしづかみにして床に頭をたたきつけたりといった暴行を加えたとしている。
男子高生には重度の知的障害があり、2月23日が最初の利用日だった。けがは確認されていないという。
施設を巡っては昨年12月、利用者で自閉症の中学1年の男子生徒=当時(13)=が送迎バスの降車時に飛び出して行方不明になり、近くの川で死亡する事故が発生。府警がこの事故について業務上過失致死容疑で捜査する中、施設内の防犯カメラを確認した際に暴行が発覚した。