レクサスの輸出先を虚偽申告、バングラ経由で北朝鮮へ送る計画か

高級車を虚偽申告でバングラデシュに輸出しようとしたとして、神奈川県警は7日、千葉市稲毛区にある自動車輸出入会社の関係先など10か所ほどを関税法違反の疑いで捜索した。捜査関係者によると、車はバングラデシュ経由で北朝鮮に送られる計画があったとみられる。
捜査関係者によると、同社はトヨタの高級車ブランド「レクサス」1台(千数百万円相当)を横浜港から輸出する際、送り先をシンガポールと偽って申告し、実際にはバングラデシュの北朝鮮大使館に送ろうとしていた疑いがある。日本政府は経済制裁として、北朝鮮への輸出を禁じている。
県警の捜査員は7日朝、段ボール箱などを手に本社や関係先の捜索に入った。資料などを押収し、県警は輸出の経緯や背景について詳しく調べている。