「佐渡島の金山」も能登半島地震で被害 新潟県災害対策本部会議で公表

国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産登録を目指している「佐渡島の金山」(新潟県)の一部が能登半島地震の被害を受けていたことが3日、分かった。この日午後開かれた県災害対策本部会議の資料で公表された。県側は「大きな被害ではない」としている。
佐渡島の金山は、「相川鶴子(あいかわつるし)金銀山」と「西三川(にしみかわ)砂金山」という2つの鉱山遺跡で構成。いずれも佐渡市内にある。
県の資料によると、相川鶴子金銀山の一部である相川金銀山遺跡の法面に落石があったほか、西三川砂金山跡でも道路脇の法面が崩落した。
一方、県内の地震による負傷者は3日午後1時半現在、前日より5人増えて26人(重傷1人、軽傷25人)となった。死者はいない。住宅への被害は420棟。内訳は、全壊1棟、半壊10棟、一部破損が409棟となっている。
鉄道では、JR越後線の越後赤塚駅-関屋駅(いずれも新潟市西区)間で運転を見合わせている。レールや枕木を支える道床が陥没したためで、6日の運転再開を目指している。
道路では、上越市茶屋ケ原付近の国道8号が土砂崩落により通行止めになっている。国土交通省北陸地方整備局は「復旧作業の完了見通しは立っていない」と話している。