能登半島地震の被災地支援のため、在日米軍は17日、救援物資を航空自衛隊小松基地(石川県小松市)から能登空港(同県輪島市)にヘリコプターで輸送した。空港では、自衛隊員数十人がヘリから救援物資が入った段ボール箱などを搬出。物資は今後、避難所に届けられる予定という。この日、ヘリは基地と空港の間を2往復した。
米軍は2011年の東日本大震災で、被災地支援活動「トモダチ作戦」を展開。16年の熊本地震でも輸送機オスプレイを使い、救援物資を輸送している。
隊員激励のため能登空港を訪れた木原稔防衛相は同日、記者団に対し「物資輸送の一部を在日米軍に担っていただくことは大変助かる。困った時の友が本当の友。まさにトモダチ作戦の再現と感じている」などと述べた。
トモダチ作戦にも参加したという米軍の男性は小松基地で取材に応じ、「日本が困難な状況にある中で、支援に関わることができて幸運だ。復興を祈っている」と話した。
[時事通信社]