28日未明、大阪府内の民家や府営住宅の一室で火災が3件相次ぎ、いずれも1人暮らしの高齢者とみられる男女計3人が死亡した。大阪府警や消防が詳しい身元や出火原因を調べている。
府警などによると、午前0時15分ごろ、吹田市千里山西の90代男性が暮らす民家で、近隣住民から「家が燃えている」と119番があった。木造2階建て延べ約100平方メートルが全焼。1階から高齢男性が搬送されたが、病院で死亡が確認された。
午前3時5分ごろには、堺市南区高倉台の府営住宅1階の一室が燃えていると通報があり、和室で高齢女性が死亡しているのが見つかった。同3時50分ごろには、寝屋川市石津東町の男性(83)が住む木造2階建て民家でも火災の通報があり、激しく燃えた1階の台所付近で遺体が発見された。
いずれの火災でも死亡した人の身元は特定されていないが、住人と連絡が取れていないという。