西村康稔前大臣「全て正直に申し上げている」説明に維新・青柳議員「ありえないですよ。嘘ですよそれは」 政治倫理審査会2日目

政治倫理審査会2日目。3月1日には兵庫選出の西村康稔前経済産業大臣が追及を受けました。 (立憲民主党 枝野幸男前代表)「4月に一度還付をやめることを決めたとおっしゃいました。これ間違いないですか?」 (自民党安倍派 西村康稔前経産大臣)「はい。(安倍)会長のもとで還付をやめるという方針を決めて、そして幹部で手分けをして所属の議員に電話をいたしました」 2月29日から衆議院で開催されている政倫審。西村氏は、安倍派がキックバックを止める方針を決めた当時、実務を取り仕切る事務総長を務めていたことから、野党側はその経緯について追及を強めました。 (自民党安倍派 西村康稔前経産大臣)「7月に安倍さんが撃たれて亡くなられてですね、そしてその後、ノルマ以上に売った議員からですね、返してほしいという声があり、8月上旬に幹部で集まってどう対応するかということを協議いたしましたが、そのときは結論は出なかった」 西村氏は「8月の会合後に閣僚に就任して事務総長を辞めたため、キックバック継続の経緯については承知していない」としました。 (自民党安倍派 西村康稔前経産大臣)「8月10日に経産大臣になって以降は、全くこの資金の話は幹部間でしておりませんので、その後の経緯については全く承知していない。これは全て正直に申し上げていることであります」 (野党議員)「うそやん」 (日本維新の会 青柳仁士衆院議員)「なんのための政倫審なのかと。事務総長がですよ、お金を1円も使ったことがありません、誰が決めているかもわかりません、その人がどなたかもわかりません、収支報告書を見たこともありません、そんなことはないですよ。ありえないですよ。嘘ですよそれは」 西村氏の地元である兵庫県明石市で街の人に聞きました。 「キックバックをやめると安倍さんが指示したときの事務総長でしょう。知らないわけないじゃないですか」 「(答弁をテレビで見たが)その場逃れのような感じがした。近い将来に総理大臣になる人だと思っていたんですけれども、ちょっとそれが遠のくかなと」 3月1日午後からは、高木前国対委員長や、安倍派の塩谷座長が審査を受ける予定でしたが、立憲民主党が予算委員長の解任決議案を提出したことにより、審査は約4時間遅れで始まっています。